この記事を読んで分かること
ダンドリ用語集
素材用語集
家づくり用語集(ダンドリ編)
注文住宅
家づくりを希望する人が、建築会社に予算や要望を伝えて白紙の状態からつくりあげる住宅のこと。
自分の好みを活かせるが、設計の内容や選ぶ設備・建材のグレードなどによりかかる費用が変わってくる。
建築条件付き物件
指定された建築会社に建築を依頼しなければならない、という条件がついている土地のこと。
土地購入後、定められた期間内に建築会社と工事請負契約が成立しなければ、土地の売買契約が破棄されお金も戻る。
プラン
建築プランのことで、具体的には間取りや選んだ設備・建材の内容を指す。
プランの検討は、施主の要望に対し、ラフプランを提案してもらうところからスタートする。修正を重ねた上で、詳細な設計に入る。
建売住宅(たてうりじゅうたく)
分譲住宅ともいう。売主が決めた設計・仕様で建てた住宅を販売する。
建築前に販売を開始することもあり、その場合プランを多少変更することもできる。
完成物件なら、実物を見てから買えるという安心感がある。
施主(せしゅ)
僧侶や寺に物を施す人という意味もあるが、建築の場合は、建築を依頼する人を指す。
注文住宅を依頼する一般の人が施主となり、希望する建築会社と設計や見積もりを詰めた後、工事請負契約を結ぶ事になる。
依頼先
家づくりを依頼する建築会社のことをいう。
最初は複数の依頼先候補をピックアップし、その中からプランや、見積もりを比較検討して、最終的には1社に絞る。
会社の特徴や担当者との相性性などを考慮し決定する。
地鎮祭(じちんさい)
工事の無事を祈るため、神主を呼んで行う儀式。
玉串材、米、酒、果物などのお供え物、祭壇のレンタル料設備料などがかかる。3万円~8万円が目安。
最近は地鎮祭をやらない場合もあるので建築会社に確認を。
着工(ちゃっこう)
工事に着手することをいう。家づくりの場合は、基礎が埋め込まれる箇所の土を掘る工事が始まったあたりをいう。
工事請負契約書には、着工日と竣工日を明記して工期を確定してもらうようにしよう。
上棟式(じょうとうしき)
屋根に「棟木」が取り付けられる日に行う儀式。
工事にかかわる人を一堂に招き、今後の工事の安全を祈願するとともにもてなす会。ご祝儀、引き出物、宴会用に10万円~30万円程度の費用がかかる場合もある。
竣工(しゅんこう)
建築工事が終了すること。建物の完成とはほぼ同義。
竣工すると建築会社の担当者と施主が一緒に建物に不具合がないか見て回る施主検査が行われる。また竣工後には、建築工事の代金の残りを支払う必要がある。
引き渡し
代金をすべて支払って家が施主のものになることをいう。
施主検査で不具合があった場合は、修理が終わってから引き渡しに。
建築会社によっては、工事完了書を用意していて施主が捺印してから引き渡す場合も。
登記(とうき)
不動産の登記は土地や建物についての情報や権利関係を法務局の登記簿に記載し、一般に公開することをいう。
家が完成したら1ヶ月以内に表題登記を行わなければならない。
それによって家の所在地や面積などが登記簿に記載される。
家づくり用語集(素材編)
無垢材(むくざい)
丸太から切り出した、柱や梁など構造材、床材や家具の材料などに使われる天然の木材。
見た目にも木材に味わいがあり、感触は特有のぬくもりがある。
また季節の変化に応じて、室内の湿度を調節する働きも。
漆喰(しっくい)
日本では古くから使われていて、外壁に用いられているが最近は内装材としてよく使われている。
見た目は繊細なタッチで手塗りの味わいがあり、湿度を調節する効果にも優れている。
集成材(しゅうせいざい)
板状の木材を接着して、角形などブロック状にしたもの。
柱・梁などに用いられ、任意のサイズにすることができるので大空間の構造材にも用いられる。
反りや狂いが少なく、一定の強度が認められている。
クッションフロア
ビニールを素材とした床材。中間層に発泡塩化ビニールを使っているのでクッション性がある。
安価で、防水性があり、張替も容易なことから洗面室やトイレなど水回りの床にも用いられることが多い。
珪藻土(けいそうど)
主な原料は古くから(コンロ)の原料としても使われてきた、植物性プランクトンの化石。
表面にたくさんの小さな穴があるので調湿作用が高く、内装用の塗り壁材として多く用いられている。
内法(うちのり)
壁の内側から測った寸法のこと。
一方、壁や柱の中心線から測る寸法のことは壁芯という。
外構(がいこう)
建物の外まわりの敷地内構造物のこと。
具体的には門扉、フェンス、カーポート、植栽などを指す。
建築費の見積もりには当初含まれていないことが多いので予算からはみ出ないよう注意が必要だ。
サイディング
ボート状の外壁材のことをいう。
木材に一定の防火性能をもたせなければならない。
モルタル
セメントと砂、水を練り合わせて外壁などに使われる材料。
モルタルを下地として吹付け材や塗り材で仕上げた外壁がよく見られる。
また、基礎などのコンクリートの表面に塗って仕上材としても使われる。