この記事を読んで分かること
交通アクセスの誤算
外構・駐車場の誤算
周辺環境の誤算
土地条件の誤算
1. 交通アクセス
① 実際歩くと数字より遠く感じる
駅からの道を実際に歩いてみると、帰りは坂が多く徒歩分数以上の遠さを感じる。
荷物を抱えて歩くとかなりつらい。最初は「頑張ろう、頑張れる」と思うが毎日となると辛い (40代・男性)
② 自宅前が渋滞で出勤が大変
平日朝の渋滞がひどく、自宅前まで車の列が続く。
出勤時に想定以上の時間がかかるし交通マナーが悪い。
立地や街の様子を確認したのは休日だったので気づけなかった。 (30代・男性)
③ 生活の足がすぐ廃線に・・・
「バス停が近くて便利!」と思っていたが1年後に廃線になって困った。 (30代・男性)
~アドバイス~
通勤・通学に無理はないか平日に実際に歩いてみよう。
不動産広告の徒歩分数は、1分=80m。駅からの徒歩分数に坂道や信号待ちなどは
含まないため、必ず自分で歩いて確認しておこう。また朝と夜、平日と休日など
時間帯や曜日によっても街に変化があるため、できれば複数回確認したい。
2. 外構・駐車場
① 外構費用を忘れて大変
住宅内のことばかりで、庭などの外構工事まで頭がまわらなかった。
外構業者をゆっくり選ぶ時間も金銭的にも余裕がなく・・・。
家の予算は外まわりのことも考えておくべきだと感じた。 (40代女性)
② ゲスト用駐車場がもったいない
駐車スペースは来客時のことを考えて車2台分つくったが、めったに使わないので
1台分で十分だった。その分家を広くしたり、自転車置くスペースにしても
良かったのかも。 (40代・女性)
③ 車の出し入れに四苦八苦
家の前の道幅が狭い上に、嫌なところに電柱もあるため
車の出し入れがしづらく、何度も切り返さなければならない。
車や人の往来が多い時間帯があり、そのときは特に駐車が難しい。 (30代・女性)
~アドバイス~
家づくりは外構工事もある!庭や駐車場のことも忘れずに
「住戸内のことばかりで外構を考えてなかった!」という人は案外多い。
駐車場は使いやすさや、どれくらいの頻度でゲストを招きたいのかも考えよう。
年に数回しか来客がないなら、近くのコインパーキングを使っって
もらうというのも1つの手だ。
3. 周辺環境
① 新居の周辺は保育園激戦エリア
ネットで「子育て世代に良い環境」だと書いてあったから、それをうのみにして
エリアを決めてしまったが、実は保育園激戦区。新居に引越してからは
子どもを保育園に入れられなかった上に復職もできず。
数年でこんなにすぐ環境が変わるとは・・・ (30代・女性)
② 終電後は静かだと思っていたのに・・・
線路沿いの場所でも終電後は静かだろうと思っていたけど
夜中は貨物列車が走っていてガタゴトと音が聞こえ気になる。 (30代・女性)
③ サイレンの音が気になって眠れない
「病院の横だから何かあったときに安心だ」と思って選んで土地だったが
毎日救急車の音がうるさくて眠れない。 (20代・女性)
~アドバイス~
街は五感で体感!未来の開発計画も調べよう
候補地が見つかったら、現地に出かけて確認を。
必要な施設が整っているか、騒音や臭いの原因となる場所がないかなど
自分の目や耳、鼻などでリアルに体感してほしい。
保育園事情は年々変わるため行政の保育担当部署に相談を。
また、今後エリアの開発予定がないかなどを行政のウェブサイトで
確認しておくのも◎
4. 土地条件
① 予定より狭い家しか建てられず・・・
広い土地を買ったつもりが土地の建ぺい率、容積率がめちゃくちゃ低かったために
家を思うような大きさにできなかった。 (40代・男性)
② 土地が広すぎて草がボーボー
伸び伸び自由に暮らすために広い土地が欲しくて、200坪購入したが
草取りが大変過ぎた。取っても取ってもすぐにまた生えてくる。
広すぎるのも考えもの(30代・男性)
③ 水はけが悪く土が乾かない
土地の水はけが悪いのか、雨が降ると地面がなかなか乾かず家のまわりが
ぐちゃぐちゃ。大雨のときは近くの水路がよくあふれていて、雨のたびに
浸水しないか心配になる。 (30代・女性)
~アドバイス~
希望の家が建てられる土地か、プロに相談を
土地を見極めるとき、価格、駅からのアクセス、土地の形状・広さなどの
一般的な項目のチェックだけでは失敗を防ぐのは難しい。
候補地が見つかったら、必ず建ぺい率や容積率などの「法的な制限」、上下水道
などの「インフラの敷設状況」、「地盤状況」なども一緒に確認しておきたい。
その上で理想の家が建てられそうか建築会社にも相談を。